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そのお買い物、個人輸入になっている認識をもってますか?【化粧品編】

こんにちは。

 

昨今SNSなどでインターネット通販などで購入できる化粧品・アパレル製品のプロモーションを見ない日はなくなりました。

しかし、若年層を中心に急速に人気が高まっているサイト・アプリでの購入の一部に「個人輸入」が含まれることはあまり認識されていません。誤解のないように先だって記載しますが、輸入が禁止されているものではない限り、個人輸入は違法ではありません。違法でない個人輸入についてなぜ注意が必要なのでしょうか。

 

それは、日本国内で販売される医薬品や化粧品などは、医薬品医療機器等法で有効性と安全性が確認されている一方で、個人輸入の場合は外国製の医薬品等が直接送られるので、このような保証はなく、使用者自らの責任で輸入することになり、使用にあたっては注意が必要となるからです。

 

実際に一昨年、インターネットの評判を見て購入した美白クリームによってかぶれ、色素沈着がより強くなったことをきっかけに、その美白クリームに国内では医師の処方が必要な医薬品成分が含まれていた例なども報告されています。

 

個人輸入した医薬品や化粧品等の使用に伴って体調に異変が生じた場合には、速やかに医療機関を受診してください。その際には、商品・パッケージ・説明書等を持参し使用の経緯を医師に対して説明しましょう。

 

個人輸入にあたるかどうか見分けるポイントは利用サイトの利用規約を確認することにあります。その中に「輸入」「関税」「税関」などといった文言が含まれる場合には個人輸入になる可能性が高いといえます。「購入」や「取引」に関する項目を中心に確認しましょう。付言しておきますが、責任や賠償、責任といった項目も国内取引のものとは大きく異なることがありますので、利用規約をよく読むことはやはり大切なことです。

 

安く、手に取りやすい環境になったことで、これまでとは比較にならないほどたくさんの方が個人輸入の化粧品等を使用する時代になりました。しかし、国内での購入とは異なる注意点があることを忘れずに利用することが必要です。

 

<参考>独立行政法人国民生活センター個人輸入した医薬品、化粧品等にご注意!ーインターネット通信販売で購入した美白クリームで皮膚障害が発生ー」

厚生労働省監視指導・麻薬対策課「医薬品等の個人輸入について」

厚生労働省個人輸入代行業の指導・取り締り等について」

北海道「医薬品や化粧品などの個人輸入をされる方へ」